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「見たことない」兵庫の患者骨折、防止2度逃す(読売新聞)

 兵庫県佐用町の佐用共立病院で高齢患者が肋骨(ろっこつ)を折られた事件で、同病院が被害を食い止める機会を2度も逸していたことがわかった。

 逮捕された元看護師・羽室(はむろ)沙百理(さおり)容疑者(26)は暴行を認めている6人のうち3人の「第一発見者」だったが、「自己申告」した理由について、「患者の異常をいち早く見つけて、ほめられたかった」と供述しているという。

 6人のうち、最初の3人の骨折が判明したのは、2008年12月。この時、穀内隆院長は「約35年の医者生活で見たことがない事例」と感じながらも、事件性まで疑わなかった。院内の医療安全管理委員会も「寝たきりで骨粗しょう症の患者が大半。強いせきや体位変換の際に起きる『病的骨折』」と判断した。

 さらに、09年1月5日、4人目の骨折が発覚した際には、看護師長が羽室容疑者を含む看護師ら約20人に聞き取り調査を行った。しかし、不審者の目撃など外部犯行を想定した質問に終始。19日にさらに2人の骨折が確認される事態に至った。

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